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FP3級の試験範囲はどこからどこまででしょうか?
FP協会ときんざいでは試験範囲が異なるでしょうか?
この記事では
●FP3級 学科試験の試験範囲
●FP3級 実技試験の試験範囲(FP協会・きんざい)
●実技試験の準備も学科試験と同じでよいか?
について解説します。
FP3級の試験範囲
FP3級 学科試験の試験範囲
FP3級の学科試験の試験問題はFP協会ときんざいで同一です。
従って試験範囲も同じとなります。
FP3級 学科試験の試験範囲は以下の通りです。
A ライフプランニングと資金計画
1.ファイナンシャル・プランニングと倫理
2.ファイナンシャル・プランニングと関連法規
3.ライフプランニングの考え方・手法
4.社会保険
5.公的年金
6.企業年金・個人年金等
7.年金と税金
8.ライフプラン策定上の資金計画
9.ローンとカード
10.ライフプランニングと資金計画の最新の動向
B リスク管理
1.リスクマネジメント
2.保険制度全般
3.生命保険
4.損害保険
5.第三分野の保険
6.リスク管理と保険
7.リスク管理の最新の動向
C 金融資産運用
1.マーケット環境の理解
2.預貯金・金融類似商品等
3.投資信託
4.債券投資
5.株式投資
6.外貨建商品
7.保険商品
8.金融派生商品
9.ポートフォリオ運用
10.金融商品と税金
11.セーフティネット
12.関連法規
13.金融資産運用の最新の動向
D タックスプランニング
1.わが国の税制
2.所得税の仕組み
3.各種所得の内容
4.損益通算
5.所得控除
6.税額控除
7.所得税の申告と納付
8.個人住民税
9.個人事業税
10.タックスプランニングの最新の動向
E 不動産
1.不動産の見方
2.不動産の取引
3.不動産に関する法令上の規制
4.不動産の取得・保有に係る税金
5.不動産の譲渡に係る税金
6.不動産の賃貸
7.不動産の有効活用
8.不動産の証券化
9.不動産の最新の動向
F 相続・事業承継
1.贈与と法律
2.贈与と税金
3.相続と法律
4.相続と税金
5.相続財産の評価(不動産以外)
6.相続財産の評価(不動産)
7.不動産の相続対策
8.相続と保険の活用
9.相続・事業承継の最新の動向
なお、FP3級学科試験の細目については、FP協会の下記の
ページからダウンロードできます。
FP3級 実技試験の試験範囲
FP3級の実技試験はFP協会ときんざいで科目が異なります。
それぞれの試験範囲は以下の通りです。
なお、実技試験といっても全く別の試験範囲ではなく、
学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査することに
なっています。
FP3級 実技試験の試験範囲(FP協会)
[資産設計提案業務]
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャル・プランニング
2.ファイナンシャル・プランニングのプロセス
3.顧客のファイナンス状況の分析と評価
FP3級 実技試験の試験範囲(きんざい)
[個人資産相談業務]
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャル・プランニング
2.個人顧客の問題点の把握
3.問題解決策の検討・分析
[保険資産相談業務]
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャル・プランニング
2.保険顧客の問題点の把握
3.問題解決策の検討・分析
試験範囲に基づく勉強法
FP3級の学科試験については、市販のテキスト・問題集、
通信講座、資格学校などがFP3級の試験範囲に対応して
いますので、それらを使えば対策ができます。
実技試験に関しては、試験範囲は学科試験の試験範囲内で
出題されますが、実技試験対応の教材で試験対策を
行う必要があります。
詳しくは、本ブログの→FP3級の試験科目・試験内容は何? 実技試験はFP協会?きんざい?のページをご参照ください。
まとめ
FP3級の試験範囲はFPの6分野において広範囲に渡っては
いますが、基礎的な知識を問われますので
恐れることはありません。
学科、実技共、FP3級のテキスト・問題集・過去問で
勉強すれば十分試験対策ができます。